前回からの続き・・・。

事情聴取を終える頃
新たに警官が二人来た。車輪の付いた距離を測る道具とカメラを持ってきた。
カメラはなぜかフィルム式だったが・・・。
どうも現場検証班のよう。

「matzさん、こちらへ来て。」と呼ばれ事故現場へ。

道路にはペダルがこすれて付いた跡がある、それにより衝突地点はほぼ特定。

「matzさん、速度はどのくらい出ていたか、わかる?」
「たぶん、10~15キロくらいです。歩道だし、ちょうど道路に段差もあるし、速度はかなり落としていました。」
「ふつう、自転車の速度は17キロなんだよね」
「はあ。」
「17キロで1秒間に進む距離はこの位、15キロだとこの位なんだけど・・・。」
「はあ。」
「じゃあ、車に気がついて危ない!と思ったのはどの辺かな?」
「交差点に進入してからです。」
「その前に気がつくでしょ?あそこにカーブミラーがあるし。」
「カーブミラーももちろん見ましたよ、車に気が付いたら止まりますし。」
「じゃあ、前方を見ていたんですね?」
「そりゃ、前を見るでしょ!」

現場の状況を説明するのは難しいけど・・・。
こちら側の道路はR248に沿った歩道。ただし自転車走行可は不明。その先には可能を示す標識があったけど。
盛り上がった国長橋からのゆるい下り坂。右側には壁があり、前もって相手の車を確認するのは難しい。
対して相手側の道路はR248に接続し車がすれ違うには少し苦労するくらい幅の狭い道路。しかもR248は国長橋のため盛り上がっていて、それに従い道路も上り坂。尚且つ左側(橋側つまり僕が走ってきた方向)には壁があり、歩行者や自転車の確認は壁より前に進まないと難しい。

あとでご近所さんに聞いたら、元々事故が多い場所らしい。

「見通しの悪い場合は、一旦停止が基本です。あくまで法律家の立場の意見ですが・・・。」
「私も車にも乗りますし、交差点は特に気をつけていますよ。だけども結果として私の自転車に横から車が追突した、これが事実ですよ。」

お互い意見は平行線、
たぶん、アンタにも非があるので追突したんだよ、と言いたいのだろう。


現場検証の後は写真撮影

先ずは
自転車を前後左右4カット、車が追突したポイントを指して。
次は
衝突現場で被害者と加害者が並んで各方向から数カット。
二人とも自分達がいる必要があるのか??と疑問に思いつつ。

撮り終えたなと思ったら
「matzさん、悪いけどサングラスを外してくれるかな。」と。
「そういうことは最初に言ってくれよ・・・」と心の中でつぶやく。
もう一度
サングラスを外して同じアングルで再撮。

写真撮影の後は
また別の調書?
今回の事故は車対自転車。自転車の僕は被害者の立場となり、被害者専用の調書をとられた。

内容は
事故の状況や加害者のことについて等々。
その中で
「今回の事故であなたがこのようにすれば事故は防げたと思うことは?」と質問。
僕の素直な答えは
「もっと手前、ドリンクが無くなる前に補給を済ませておけば良かった。しいて言えばここを通らなければ事故は防げたかも」と。

まっ、そんな答えを求められているワケではないから、話し合いの中で警官はもっともらしい事を記入していた。

ただ、この質問に関しては何だかな~と。
起きてしまった事故について、たら、ればを言ってもしょうがない。
反省は必要だけどお互い事故には遭いたくないし、ましてや事故をしようと思っていたわけでもない。

あの先の見えないカーブミラーを改善してくれるなら答える意味もあるかもしれないけど
カーブミラーは動かせないと警官は言う。

僕にできることは
ここでまた事故が起きないよう
祈るだけだ。


まだまだ、これは続くのか・・・?